ボンネビルボバーはダサい?評判の真相と購入ガイド

当ページのリンクには広告が含まれています。
ボンネビルボバーはダサい?評判の真相と購入ガイド
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

「ボンネビルボバーはダサい」という噂は本当か?その独特なスタイルが本当に受け入れられていないのか、気になっていませんか?

その評価の裏には、このバイクが持つ唯一無二の個性と、伝統的なバイク観とのギャップが隠されています。

例えば、ボバースタイル特有の小さいと感じる車体デザインや、実際の最高速はどの程度なのか、また故障は多いのかという信頼性への不安。

実用面では二人乗りの可否や、ほぼ皆無と言われる積載性をどう補うか(サイドバッグなど)、カスタムでどこまで個性を出せるのか、といった点は購入前に解消しておきたい疑問でしょう。

さらに、中古市場の動向、大手販売店レッドバロンでの取り扱い、そして最新の2025年モデルに関する情報も知りたいところです。

この記事では、ボンネビルボバーに向けられる様々な評価を多角的に検証し、購入を検討しているあなたの疑問や不安を解消するための情報を網羅的に解説します。

この記事でわかること
  • ボンネビルボバーが「ダサい」と言われる本当の理由
  • 性能や実用性に関するリアルな評価
  • カスタムや積載性向上の具体的な方法
  • 中古車選びや購入前の注意点
目次

ボンネビルボバーはダサい?その評判の理由と真相

  • 小さい車体がもたらす唯一無二のスタイル
  • エンジン性能と気になる最高速の実力
  • カスタムで広がる個性とスタイリング
  • 基本はソロ、二人乗りの方法と注意点

小さい車体がもたらす唯一無二のスタイル

小さい車体がもたらす唯一無二のスタイル
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

ボンネビルボバーが小さいと評されるのは、そのデザインの根幹にある「ボバースタイル」に由来します。

これは1940年代に流行したカスタムスタイルで、レースで勝つためにフェンダーを短くカット(ボブ化)し、余計なパーツを徹底的に削ぎ落としたのが始まりです。

ボンネビルボバーは、この「必要最小限」というミニマルな思想を現代に色濃く受け継いでいます。

ボバースタイルの主な特徴

不要なものを削ぎ落とした結果として生まれた、機能的で無骨なデザインが魅力です。

  • 短いフロントフェンダーとリアフェンダー
  • ソロシート(一人乗り座席)
  • 低いハンドルバー
  • ファットなタイヤ

このため、一般的なクルーザーバイクに見慣れた方からは「物足りない」「迫力に欠ける」といった印象を持たれ、それが「小さい」や、ひいては「ダサい」という評価に繋がることがあります。

しかし、このコンパクトさこそがボンネビルボバーの個性であり、大きなメリットでもあります。

小さいことのメリット

690mmという低いシート高とスリムな車体は、優れた足つき性を実現し、小柄な方や女性ライダーでも安心して乗ることができます。

また、低重心設計と相まって、見た目の重量感とは裏腹に市街地での取り回しが非常にしやすいのも特徴です。

他の大型バイクにはない軽快感が、日常使いでのストレスを軽減してくれます。

「大きいことは良いことだ」という価値観とは一線を画すのがボバーの魅力です。

人と違うスタイルを求めるライダーにとって、このコンパクトさはむしろ誇らしい個性と言えるでしょう。

エンジン性能と気になる最高速の実力

エンジン性能と気になる最高速の実力
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

ボンネビルボバーの心臓部には、トライアンフが誇る1200cc高トルク(HT)型水冷並列2気筒エンジンが搭載されています。

270度クランクを採用しており、Vツインエンジンのような独特の鼓動感と、路面を掴むような力強いトラクションが魅力です。

メーカーによる最高速の公式な発表はありませんが、多くのオーナーやメディアによる実測では、おおよそ時速180km前後とされています。

しかし、このバイクの真価は最高速度の数値そのものではありません。

最も注目すべきは、低回転域から発生する力強いトルクです。

最大トルク106Nmをわずか4,000rpmで発生させるエンジンは、街中でのストップアンドゴーや追い越し加速で、ライダーにストレスを感じさせません。

アクセルを開ければ、心地よい鼓動感とともに、力強く車体を押し出してくれます。

スペック概要(現行モデル)

エンジン水冷SOHC並列2気筒 8バルブ 270°クランク
排気量1200cc
最高出力78PS (57.5kW) @ 6,100rpm
最大トルク106Nm @ 4,000rpm
燃料タンク容量12L

(参照:トライアンフモーターサイクルズジャパン公式サイト)

このように、ボンネビルボバーは最高速を競うためのバイクではなく、実用域での乗りやすさと「走り」の質感を重視したモデルです。

高速道路での巡航も時速100〜120km程度であれば余裕を持ってこなせるため、ツーリング性能も十分に確保されています。

ただし、その美しいロー&ロングのスタイルを実現するため、リアサスペンションのストロークは比較的短く設計されています。

そのため、路面のギャップや段差では突き上げを感じやすく、乗り心地は硬め。デザインとトレードオフの関係にある点として、試乗などで確認することをおすすめします。

カスタムで広がる個性とスタイリング

カスタムで広がる個性とスタイリング
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

ボンネビルボバーは、ノーマルの状態でも完成されたデザインを誇りますが、カスタムによってオーナーの個性を無限に表現できるのも大きな魅力です。

トライアンフ純正アクセサリーだけでも100種類以上が用意されており、社外パーツを含めるとその選択肢は膨大です。

多くのオーナーが、まず手始めにマフラー交換を検討します。

定番のVance & Hines(バンス&ハインズ)製マフラーなどに交換することで、より深みのある迫力のサウンドを手に入れることができます。

ここでは代表的なカスタムスタイルをいくつか紹介します。

人気のカスタムスタイル

  • カフェレーサースタイル: セパレートハンドルやバックステップを装着し、よりスポーティで前傾姿勢のスタイルを構築します。
  • チョッパースタイル: アップハンドルやシーシーバーを取り付け、よりワイルドで無骨な印象を強調します。
  • ツアラースタイル: ウインドスクリーンや快適なシート、後述するサイドバッグなどを装着し、長距離走行の快適性を高めます。

カスタム時の注意点

外国車であるため、パーツの適合性には注意が必要です。

特に電装系のカスタム(LEDウインカーへの変更など)は、専門知識を持つディーラーやショップに相談することをおすすめします。

不適切な取り付けは、故障の原因となる可能性があります。

このように、ボンネビルボバーはカスタムを前提として楽しむこともできるバイクです。

「ダサい」という評価を気にする必要はなく、自分だけの一台を創り上げる喜びが、このバイクにはあります。

基本はソロ、二人乗りの方法と注意点

基本はソロ、二人乗りの方法と注意点
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

ボンネビルボバーの購入を検討する上で、非常に重要なポイントが二人乗り(タンデム)の可否です。結論から言うと、標準仕様のままでは二人乗りはできません。

二人乗りを実現するには、トライアンフから純正アクセサリーとして販売されているタンデムシートとパッセンジャーフットペグのキットを取り付ける必要があります。

二人乗り仕様にする際の重要事項

パーツを取り付けただけでは公道を二人乗りで走行できません。必ず以下の手続きを行ってください。

記載事項変更の手続き:パーツ装着後、管轄の運輸支局(または自動車検査登録事務所)に車両を持ち込み、「記載事項変更」の手続きを行う必要があります。これにより車検証の乗車定員が「1名」から「2名」に変更されます。これはフレーム加工などを伴わないため「構造変更検査」という大掛かりなものではありません。

乗り心地の変化と注意: タンデムシートは補助的なものであり、長距離のツーリングにはあまり向いていません。また、パッセンジャーが乗ることで車両の重心やサスペンションへの負荷が大きく変わるため、一人で乗る時とは操縦安定性が変化します。

「ダサい」と言われる理由の一つに、この割り切った一人乗り仕様が「実用性に欠ける」と見なされる側面もあります。

ただ、「孤高のソロライダー」というスタイルを貫く潔さこそが、このバイクの魅力の源泉でもあるのです。

「ボンネビルボバーはダサい」は誤解?購入前の検討点

  • 故障のリスクと信頼性についての評判
  • 積載性の低さをサイドバッグで補う方法
  • 中古で買う場合のチェックポイント
  • レッドバロンでの取り扱い状況と評価
  • 2025年モデルの最新情報と変更点
  • 結論:「ボンネビルボバーはダサい」は誤解

故障のリスクと信頼性についての評判

故障のリスクと信頼性についての評判
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

現代のトライアンフは高い信頼性を持ちますが、ボンネビルボバーも発売以降、いくつかのリコールが届け出られています。

例えば、初期モデルではクラッチケーブルの取り回しに関する改善対策や、ヘッドライト周りのメインハーネス(配線)の不具合に関するリコールがありました。

これらは致命的な設計欠陥ではなく、対策可能な問題です。

中古車を検討する際は、これらのリコール対策が確実に行われているかをメンテナンスノートやディーラーで確認することが、安心して乗り始めるための重要なポイントとなります。

報告されやすいトラブルとしては、電装系のセンサーエラーや、長期間乗らない場合のバッテリー上がりが挙げられます。

正規ディーラーで定期点検を確実に受けることが、多くのトラブルを未然に防ぐ最善の策です。

積載性の低さをサイドバッグで補う方法

積載性の低さをサイドバッグで補う方法
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

ボンネビルボバーの最も顕著なデメリットは、その積載性の低さです。

シート下の収納スペースは皆無であり、標準状態では書類と小さな工具程度しか積むことができません。

この極端なまでの割り切りが「実用的でない」と見なされ、「ダサい」という評価に繋がる一因にもなっています。

しかし、この問題はカスタムパーツでスマートに解決可能です。

サイドバッグの活用

最も一般的で効果的な解決策が、サイドバッグの装着です。

ボンネビルボバーのクラシカルなデザインを損なわない、様々な種類のサイドバッグが各社から販売されています。

人気のサイドバッグブランド

  • DEGNER(デグナー): 本革や合成皮革を使用した、クラシカルなデザインのバッグが豊富です。
  • Hepco&Becker(ヘプコ&ベッカー): ドイツのメーカーで、専用のサポート(C-Bowなど)と組み合わせることで、ワンタッチで着脱可能な利便性の高い製品が人気です。
  • Triumph(トライアンフ純正): 車両との一体感を重視するなら、純正のワックスコットンパニアが最適です。

サイドバッグを選ぶ際は、デザインだけでなく、容量や防水性も考慮することが重要です。

日帰りツーリングなら10L程度、一泊するなら15L以上の容量があると安心でしょう。

サイドバッグを装着することで、ボンネビルボバーはスタイルを維持しつつ、実用的なツーリングマシンへと進化します。

中古で買う場合のチェックポイント

中古で買う場合のチェックポイント
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

新車価格が約190万円からと、決して安価ではないボンネビルボバー。

購入の選択肢として、中古車を検討する方も多いでしょう。

中古車は価格的な魅力がありますが、購入時には車両の状態を慎重に見極める必要があります。

特に以下のポイントは重点的にチェックしてください。

中古車チェックリスト

  1. メンテナンス履歴の確認: 正規ディーラーでの定期点検記録簿があるかを確認します。適切なメンテナンスを受けてきたかの重要な指標となります。
  2. フレームと外装の状態: 転倒による傷やフレームの歪みがないか、隅々まで確認します。特にハンドルストッパー部分に傷がないかは要チェックです。
  3. 電装系の動作確認: エンジン始動はもちろん、ライト、ウインカー、メーターパネルの表示、ライディングモードの切り替えなどが正常に動作するかを確認させてもらいましょう。
  4. エンジンからの異音: アイドリング時や軽く吹かした際に、エンジンから「カチカチ」「ガラガラ」といった異音がないか耳を澄まします。
  5. 消耗品の残量: タイヤの溝やブレーキパッドの残量は十分か、チェーンの状態はどうかなどを確認します。納車後にすぐ交換が必要になると、余計な出費がかかります。

状態の良い中古車を見つけることができれば、非常にお得な買い物になります。

複数の販売店を巡り、焦らずにじっくりと理想の一台を探すことが成功の秘訣です。

レッドバロンでの取り扱い状況と評価

出典:レッドバロン

中古車を探す際、全国に店舗網を持つレッドバロンを候補に入れる方は多いでしょう。

レッドバロンでは、トライアンフのボンネビルボバーも取り扱っています。

ただし、人気車種のため在庫は常に流動的です。

最寄りの店舗に在庫がない場合でも、全国の店舗から在庫を取り寄せてもらえる「お取り寄せサービス」を利用できるのが、レッドバロンの大きな強みです。

レッドバロンを利用するメリット

  • 豊富な在庫: 全国規模での在庫共有により、希望の年式やカラーの車両を見つけやすい可能性があります。
  • 独自の保証制度: 購入後の保証やアフターサービスが充実しているため、中古外車に対する不安を軽減できます。
  • オイルリザーブシステム: 会員になることで、オイル交換費用を抑えられるサービスも魅力です。

レッドバロンの公式サイトでは、全国の在庫を検索することができます。

まずはウェブサイトで好みの車両があるかチェックし、気になる車両があれば店舗に問い合わせてみるのが良いでしょう。

ただし、整備の質やスタッフの対応は店舗によって差があるという声も聞かれます。

購入を決める前には、実際に店舗を訪れ、車両の状態やお店の雰囲気を自身の目で確かめることが大切です。

>> レッドバロン 公式サイトはコチラ

2025年モデルの最新情報と変更点

2025年モデルの最新情報と変更点
イメージ:ラグジュアリー・モーターサイクル

2025年モデルのボンネビルボバーは既に発表され、販売されています。

2024年モデルからの大きな技術的変更はなく、主にカラーリングのアップデートが中心となります。2025年モデルのカラーラインナップは以下の通りです。

  • ジェットブラック / アッシュグレー (Jet Black / Ash Grey) – 新色
  • マットグラファイト / マットバハオレンジ (Matt Graphite / Matt Baja Orange) – 新色
  • ジェットブラック (Jet Black) – 継続色

大幅なモデルチェンジは行われていないため、機能や性能は現行モデルに準じます。

これから新車を検討する場合は、これらの最新カラーの在庫状況と価格を正規ディーラーで確認すると良いでしょう。

結論:「ボンネビルボバーはダサい」は誤解

これまで見てきたように、ボンネビルボバーが「ダサい」と評されることがあるのは、その極めて個性的で割り切ったスタイリングが、従来のバイクの価値観に当てはまらないためです。

それは決してデザインの欠陥ではなく、むしろこのバイクが持つ強烈なアイデンティティの証と言えます。

  • ボンネビルボバーの「ダサい」という評価は独特なスタイルへの誤解から生じる。
  • デザインの核は不要なものを削ぎ落としたボバースタイルにある。
  • 小さいと評される車体は優れた足つき性と取り回しやすさを生む。
  • 1200ccエンジンの真価は最高速よりも低中速の力強いトルクと鼓動感にある。
  • 豊富な純正・社外パーツでカスタムの自由度が非常に高い。
  • 標準は一人乗り仕様で二人乗りには純正オプションと運輸支局への車両持ち込みによる記載事項変更が必要。
  • 信頼性は高く致命的な故障の報告は少ないが、過去のリコール対策が実施済みか中古車では確認が重要。
  • 積載性はほぼ皆無だがサイドバッグの装着で実用的に解決可能。
  • 中古車選びはメンテナンス履歴と車両状態のチェックが不可欠。
  • 2025年モデルはカラーリングを一新して販売されている。
  • その本質は他者に媚びない孤高のスタイルにある。
  • 最終的にバイク選びで重要なのは自分が感じる魅力である。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハーレーとドゥカティをこよなく愛するベテランライダー。ベテランだからこその視点でバイクに関する情報を深堀しています。

目次